keep challenging
~今こそ、狭山の底力を発揮するとき~
令和6年度、狭山商工会議所青年部(狭山YEG)の会長を務めさせていただきます、渡部 幸と申します。
どうぞ宜しくお願いします。
希望ある未来と心豊かな明日を提供します。これは、53年間事業展開しているワタナベスタジオの理念です。
新型コロナウイルス感染症は収束に向かっているものの、世界で戦争や気候災害や物価高騰など、激動の時代に希望を語っても何に意味があるのだろうかと批判的な意見もあるでしょう。しかし、個人の満足度やモチベーション、そして健康やパフォーマンスを維持するためには希望をもつことが不可欠だと考えています。平静でない心を穏やかに自分らしく生きるために軽やかにシンプルでありたいと常に感じています。
私は以前、子育てや仕事に追われる毎日に未来へのビジョンも持たず何となく過ごしてきました。そんな私に『現状維持は衰退の始まり』と言葉をかけて下さったのは、狭山YEGの歴代会長の言葉でした。新しい事にチャレンジしなければ現状は変わらず、さらに少子高齢化・人口減少が加速し自身の事業が先細りになってしまいます。また、将来へのビジョンが明確でなければ、自分の可能性を信じることができなくなります。
入会後、人脈が広がり自身のヨガスタジオの事業も軌道に乗るも、令和2年に発生した新型コロナウイルス感染症のパンデミック。世界の政治や経済、人々の生活まで深刻な影響を与えました。この事態は誰もが予想できず、多くの経営者の不意を突き、当たり前が如何にもろいかを、私も含めて全ての人が感じたのではないでしょうか。 令和5年5月より新型コロナウイルス感染症が2類相当から5類感染症になり経済活動の回復の兆しが見え、新しい時代を迎えるにあたり、新たなチャレンジが必要です。組織力の強化、事業拡大、地域貢献を行い、自企業を守り続けていくことが地域を守ることへ繋がります。
組織を動かしているのは人であり、人は『宝』です。狭山YEGの活動を通して、メンバー同士の絆を深め個性を生かし、一人でも多くのメンバーと知恵を絞り協働し運営を行っていきます。
地域においても狭山市の強みを再確認し、青年経済人としての当事者意識を持ち、時には行政や周囲の人を巻き込む気概で、歴史を守りつつ新たな事にチャレンジしていきたいと考えています。
本年度は狭山YEG35周年を迎え、更には埼玉県商工会議所青年部連合会の会員大会の研修と交流の集い(KKT)を狭山が主管する重要な年となります。令和5年度に策定したYEGビジョンを目標にした1年を目指します。KKTでは、県内単会の連携強化を図り、単会では、個々の成長・組織力の向上・地域活性化の一助となり、自企業の発展にも繋げます。
狭山YEGの活動は、一滴の水滴が広がる波紋のように、力強く輪を描き、エネルギーとして満ちていきます。そして、やがて狭山市の繁栄へと結びつきます。今こそ、狭山YEGの底力を発揮し、新たな活気を呼び、チャレンジし続ける1年にします!